
aws(amason web service)は、2023年の時点において、世界で最も運用されているクラウドベンダー(クラウドサービス提供事業者)です。
豊富なサービスとセキュリティの高さから、日本においてもawsの運用に着手する企業は年々増えています。しかし、awsはなんの知識もなく運用できるものではありません。そこで注目を集めているのがawsの研修セミナーです。
今回はawsの研修セミナーのなかからおすすめのものを紹介します。
awsセミナーとは?
awsセミナーとは、aws認定資格を取得するために行われるトレーニング講座や研修などのことを指します。資格認定を受けなければawsを扱えないというわけではありません。ですが、認定までの過程において多くの運用手法を学習することになるため、awsの運用方法を学ぶにはawsセミナーを利用するのが一番の近道と言えます。
また、認定資格は社内だけでなく社外においてもその実力の証明に用いることができます。そのため、キャリアアップを狙って積極的にaws認定の取得を目指すのもよいでしょう。
ただし、再認定を3年に1度受けなければaws認定資格は喪失します。認定資格を取得した際には再認定を忘れないように注意してください。
awsトレーニングとは?
awsトレーニングとはAmazonがaws学習のために用意した公式研修やセミナーです。講義はaws社が認定した講師が行います。Coursera・edX・TRAILHEAD・UDACITYの4社が提携して行う「デジタルトレーニング」、対面またはオンラインでトレーニングを進める「クラスルームトレーニング」、1対1形式の「プライベートトレーニング」、そして「無料のデジタルトレーニング」の4種類のコースがあります。
awsトレーニングを受講する最大のメリットは、自分のペースに合わせて学習できることです。コースは初級・エキスパート・アドバンストの3段階に分かれているので、能力に合わせてステップアップすることも可能です。
また、学習時間も1時間にも満たない短いものから年度をまたぐものまでさまざま。自分の時間の都合に学習を合わせることができます。awsを学習する場合には無料のデジタルトレーニングから始めて見るとよいでしょう。
「無料のトレーニングなんて体験版レベルじゃないの?」と思うかもしれません。しかし、awsトレーニングの無料コースは全160種類用意されており、日本語にも対応しています。なお、無料のデジタルトレーニングを利用するにはAmazonのアカウントを取得する必要があります。
awsトレーニング「AWSome Day」
awsの基礎知識の取得を目指すセミナーです。受講方法は会場受講(東京・名古屋・福岡など)とオンラインの2種類から選べます。会場受講なら1日、オンラインなら約3時間で学習が終了するので、忙しい方でも受講しやすいのではないでしょうか。
aws導入には欠かせない基礎知識として、主要サービス・料金体系・awsにおけるセキュリティの基本を無料で学べます。
awsトレーニング「awsセキュリティの基礎(第2版)」
awsのセキュリティの基礎を学習する無料セミナー。クラウドの運用ではセキュリティが何よりも大切です。クラウドシステム下では、運用者が意識しなければ、セキュリティに弱点を作ってしまう場合があるためです。このセミナーではセキュリティに関する知識を、インフラストラクチャー・ソフトウエア・ネットワークのアクセス方法と機能に分けて解説。
120分のデジタルトレーニングで一気に学習します。
人気のクラウドサービス・awsについて知りたい!運用方法や注意点について解説
awsトレーニング「AWS Technical Essentials」
awsのサービスについての知識をわずか1日で学習する無料セミナーです。あくまでも基礎レベルの知識を得るだけなので、初学者であっても安心して受講できます。学習内容は、オンプレミス・レンタルサーバー・データベース・データの保存・バックアップなどの基礎知識です。
これからawsトレーニングを受講してみようと考えている方は、最初にこのセミナーを受講することをおすすめします。
Udemy「これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座」(SAA-C03版)
47.5時間のオンデマンドビデオによる学習と、1000ページ以上の理論学習によって、awsの基礎資格取得を目指す講座です。aws運用に必要な知識や技術が網羅的に学習できる効率のよい講座といえます。
オンデマンドビデオ方式なので、学習時間に制限がありません。空き時間に自分のペースで学習を進められます。主な学習内容は、awsを運用したインフラ構築・アーキテクチャ設計・SSHを用いたサーバー操作・最適なデータベースの選択の仕方などです。
Udemy「ノンプログラマーのためのaws超入門講座」
awsの学習はなにもIT関係者だけが始めるとは限りません。しかし、ITだけではなくプログラムやクラウドシステムなど、広範におよぶawsの知識を、ITに触れてこなかった人がいきなり学習するのは困難を極めるでしょう。
Udemyの「ノンプログラマーのためのaws超入門講座」は、ITに触れてこなかった人のための講座といえます。awsを用いたサイトの公開やワードプレスの導入といった基本的な使い方を通して、awsの全体像を学習します。
学習はオンデマンド方式で3時間。学習期間の制限はないので、何度でも見直すことが可能です。
Udemy「aws Certified Developer Associate Practice Exam Questions」

awsを実際に運用すると、さまざまなエラーやトラブルが発生します。それらの具体的解決方法を、このセミナーでは学習できます。このセミナーの魅力はデベロッパーアソシエイト試験の模擬試験を用いることです。実際の試験に触れることで、awsの学習意識がより強まるでしょう。
アガルートアカデミー「awsクラウドプラクティショナー試験対策講座」
aws認定クラウドプラクティショナーとは、awsのクラウドサービスや主要なテクノロジー、システムなどの知識・スキルを身に付けていることを示す資格です。学習範囲が広範なため、独学が難しいとされています。アガルートアカデミーの「awsクラウドプラクティショナー試験対策講座」は、主要なサービスを重点的に学習することで基礎を固めてくれるセミナーです。
クラウドサービスを使うのに用いるITの用語の基本的な意味から教えてくれるので、初めてawsに触れるという方でも受講可能です。講座はオンラインで視聴できます。講義時間は約3.5時間、視聴期限は180日です。
テキストデータはオンライン上からダウンロードできるので、インターネット環境さえあれば、どこにいてもawsの学習ができるでしょう。
awsの運用を考えるなら認定資格の取得を目指そう!
awsの運用に必要な知識や技術を得るには、aws認定資格を得るためのセミナーを受講することがおすすめです。セミナーには「awsトレーニング」と一般企業が行うものがあります。それぞれ自分のライフスタイルに合わせたものを選ぶとよいでしょう。
awsの運用や管理ができる人材は、現在の日本ではそれほど多くありません。aws認定資格を持った人材は良い条件の待遇が期待できるでしょう。awsに興味がある方は、ぜひ認定資格取得を目指してください。