awsの運用は代行を依頼すべき理由

awsを始めるときには運用体制を整えることが必要です。運用は代行会社に依頼すべきか、内製化して運用すべきかで迷ってしまうことはよくあります。どちらの方が良いかで迷った場合には、基本的に運用代行を依頼するのがおすすめです。

この記事ではawsを導入する段階で運用代行を専門業者に依頼すべき理由をわかりやすく解説します。


awsの運用代行とは

awsの運用代行とは、awsを安定して利用できるようにするための運用業務を代わりにおこなってもらえるサービスです。awsだけではなくさまざまな種類のサーバーの運用を代行している専門業者がたくさんあります。

awsはクラウド型のサーバーサービスの一つですが、運用のやり方にコツがあります。そのため、今まで他のクラウドサーバーを利用していた場合や、自社サーバーを構築して運用していた場合でもうまく運用できるとは限りません。

サーバーエンジニアでも新たに学び直さなければ効率的に運用できない場合もあるため、awsを運用するときには代行業者がよく用いられています。awsの運用代行会社では基本的にサーバーの監視などの運用に特化したサービスを提供しています。

運用に必要なノウハウを持っているだけではなく、ニーズに合ったサービスを提供・提案できる専門性を有しているのが特徴です。awsのアップデートによってサービスに変更があった場合にも柔軟に対応できます。そのため、初めてawsを導入するケースでも安心して利用できる体制を整えることが可能です。

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awsの運用代行を利用すべき3つの理由

これからawsの利用を始めるときにawsの運用代行を利用すべき理由は3つあります。それぞれについて詳細を確認していきましょう。

完全に内製化するには有能なエンジニアが必要だから

awsの運用は自社で内製化しておこなうことも可能です。しかし、完全に内製化するには有能なエンジニアを獲得しなければなりません。awsの運用規模に応じて必要な人数に違いがありますが、小規模な社内システムとしての運用や、小さなECサイトの経営などをする場合でも少なくとも1人から3人のサーバーエンジニアが必要になります。

規模が大きくなると数十人のエンジニアがいなければ運用できない状況になりかねません。awsを始める段階では小規模の運用から始めることが多いので有能なエンジニアが1人、サポートできるレベルのエンジニアが数名というのが妥当な体制でしょう。

24時間体制で監視する場合には8時間ずつ交代制で働いても3人は確保が必要です。awsの利用を始める段階で有能なエンジニアも含めて3人もの人材を確保するのは容易ではありません。サーバーエンジニアの需要は高い割に人材が少ないため、引く手あまたの状況になっているからです。

フリーランスエンジニアやシニアのエンジニアを探してサポートしてもらうことは可能ですが、軸になる有能なサーバーエンジニアを確保するまでに長い期間が必要になるでしょう。awsの運用を始めたいのにできないという状況が続くリスクがあります。

しかし、awsの代行業者を利用すればすぐに運用できる体制を整えることが可能です。awsに強いエンジニアを確保できた時点で少しずつ内製化していくこともできるので、少なくとも最初は代行を依頼した方が良いでしょう。

運用のシステム開発に長い期間がかかるから

awsの運用をするにはサーバー監視ツールを用いて有人監視をするのが一般的です。しかし、監視ツールを利用して24時間、有人監視を継続するのはエンジニアの負担が大きくなる問題があります。エンジニアの単価は高いので、仮にエンジニアの数を十分に確保できたとしても、awsの運用コストが非常に高くなってしまうことは否めません。

そのため、運用のシステム開発をして自動化できるようにするのが重要です。システム開発には長い期間がかかります。一般的には数ヶ月程度の期間で必要なスクリプトを組んでシステムを整えられますが、aws上で何を運用するかによってシステムの要件も異なり、もっと開発期間がかかる場合もあります。

運用のシステム開発をするにはシステムエンジニアも必要です。

運用の状況に応じてシステムをアップデートしていく必要もあるため、基本的には内製化してシステム開発をするか、継続的にアップデートをしてもらえるシステム開発会社に依頼することが欠かせません。外注すると一般的には開発期間が長くなりがちです。

しかし、awsの運用代行を依頼すれば必要なシステムがほぼ整っている状況で、カスタマイズして実装してもらうことができます。わずかな開発期間で自動化のシステムを導入できるため、速やかにエンジニアへの負荷が小さい運用体制を整えることが可能です。

費用対効果の高い運用代行を選べるから

awsの運用代行を利用すべきなのは費用対効果の高い業者を選べるからです。awsの運用代行会社では完全オーダーメイドのサービスも、料金表に基づくサービスも提供しています。費用対効果を考えて必要なサービスだけを選べるため、現場で運用に関われる人材の人数や力量、予算などに応じた依頼ができます。

コンサルティングサービスを提供している運用代行会社もあり、必要なサービスを提案してもらうことも可能です。awsの運用代行は業者ごとにサービスの内容に違いがあります。同じサービスでも費用が異なることも多いため、比較検討するとより費用対効果を上げることが可能です。

awsを利用する企業が多くなり、awsの運用代行会社も増えてきました。その影響で競争が激しくなり、相見積もりをして比較する効果が大きくなっています。費用対効果の高い運用代行会社を選び出すにはひと手間がかかりますが、awsを始める時点で厳選するのが大切です。

特に導入時点での費用だけではなく、将来的な依頼内容の変更も加味して選ぶと中長期的にもメリットのある代行依頼ができます。将来的に内製化を考えている場合には技術移管もしやすい代行業者を選んで依頼するのがおすすめです。

運用代行について相談する時点で運用についての将来計画も伝えて、納得できるサービスを受けられる業者に依頼しましょう。

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awsを始めるなら運用代行を利用しよう

awsの導入時点で運用を完全に内製化するのは容易ではありません。運用代行会社を利用すればすぐにawsの安定した運用を始められるので活用しましょう。運用代行は依頼先によって費用対効果に大きな違いがあります。

awsの人気の上昇に伴って代行業者が増えてきているので、相見積もりを取って比較し、より良い業者に依頼しましょう。

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